番組コーディネーターはテレビ番組やコマーシャル、雑誌などの取材でその地域の事前リサーチや取材許可手配などを行う人です。
特に海外での取材の場合は通訳や取材許可など言質法令に基づいて行う必要が出てくるため、必要となる役割であり法人だけでなく個人でも行っていることが多いのが特徴となります。
各国の世界遺産を取材する場合
例えば各国の世界遺産を取材する場合だと、通訳はもちろんのことその国の監督官庁に取材についての届出が必要になります。
取材にあたって機材の許可も必要な場合があり、カメラだけでなくドローンカメラも使うとなると別の監督官庁に届け出るというケースもあるのです。
番組というのは企画もので単発で発注する内容のものもあるため、継続して取引するかというとそうでもありません。
同じテーマでも別の国の世界遺産を取材するとなれば、その国の言質法令に沿った手続きが必要だからです。
このため、各国にそれぞれコーディネーターが存在していて仕事は口コミで依頼することが多いのが特徴です。
普段は旅行会社や貿易会社に勤めていて副業として単発で請け負うことも多い
また、普段は旅行会社や貿易会社に勤めていて副業として単発で請け負うことも多いとされています。
観光番組の場合だと番組コーディネーター自身がリポーターとなって現地の観光地の説明や、人気店の取材(そのため許可やロケハンなど)を一人で行うといったケースも少なくありません。
これは予算が限られているためスタッフが現地に派遣されず、その中で行うということもあり得るからです。
カメラクルーも現地で委託される場合が多く、場合によっては自分で撮影するという番組もあります。
現地のスタッフが撮影した動画は、テレビ局やその下請けの制作会社に送られ編集作業やナレーションなどの音声を入れて番組として仕上げていきます。
世界遺産や文化施設の場合は監督官庁が審査することが多い
このように現地取材の調整から場合によっては撮影などを行った上で、発注元である制作会社に動画素材を納品するまでが一連の業務です。
間に海外の制作会社が入って契約している番組コーディネーターに発注する場合と、個人に発注する場合とがあります。
納期については観光番組の場合だと1日だったり半日だったりする場合も多く、納期までに仕上げられるかが求められます。
世界遺産や文化施設の場合は監督官庁が審査することが多く、その期間内に行わなければなりません。
まとめ
また環境保護などの観点から条件設定や、取材後の報告など別の業務も発生する場合があり業務が多岐にわたることがあります。
このように、総合力のある人が向いている職種ともいえるのです。
最終更新日 2025年4月25日