・日本の情緒はいずこへ
夏の間に好き放題に伸びた庭木の枝を葉が落ち始めた秋に剪定、切り取った枝は庭の隅に積んでおき落ち葉を掃き集めた際に一緒にたき火にする・・その際にはホイルに包んだサツマイモなども一緒に焼いて食すといった風情がかつてはあったものです。
最近では庭でたき火をするといった行為は禁止されておりスッカリ見かける事はなくなりました。
仮に庭掃除のあとにたき火などをしようものならご近所さんに火事と勘違いされ消防車などを呼ばれるような時代になってしまい「風情」というものから少々程遠い風潮になっているようです。
とはいえ庭木があるお宅だとそうした家主の気持ちなどお構いなしに枝は伸び、葉を道路や隣家に落とすために、庭木の剪定はやはり現在でも必要です。
この際に出る剪定後の枝木の処理に困っているという方は多いのではないでしょうか?
薪ストーブなどを使用しているお宅などでは焚き付けにすることも可能ですが、薪ストーブを利用している人は非常にまれであり燃料に利用するといった目的では非現実的であります。
仮に薪ストーブを利用しているお宅にしても剪定された枝木の量ではひと冬に使う薪燃料の全体の量からしてもほんのスズメの涙ほどしかありません。
「燃えるゴミ」として出してしまう方も多いようですが、ゴミの有料化が実施されている地域などいおいてはコストがかかるだけのモノになってしまいます。
そこで思慮していただきたいのが自宅で発生したこうした木ゴミを再利用するといった方法です。
最近では家庭の庭で使えるような小型樹木粉砕機がホームセンターなどで販売されております。
これを使って不要な木を細かく裁断、出来上がったウッドチップは生ごみを分解して肥料にするバイオマスに利用できるほかに、直接堆肥に利用することも可能なほか、大き目に裁断することで砂利などにかわる庭の舗装材としても利用することが可能です。
またヒノキなどをこうした粉砕機で裁断しチップ化したものを庭に撒くと、脱臭効果や除菌効果があるために、庭でペットを飼っているというお宅などにも向いております。
自宅ででた間伐材をただ捨てるのではなく有効利用する、エコロジーの観点からも最近では個人で粉砕機を持つ方が増えてきているとのことです。
参照URL/http://funsaiki.com/items
最終更新日 2025年4月25日