建設業界が抱えている人手不足の問題

「建設業界の実態について知りたい」
「なぜ人手不足になっているの?」
「建設業界の人たちはどれぐらい給与をもらっているの?」

日本国内で人手不足の問題を抱えている業界は数多く見られます。
その中でも建設業界はその問題が顕著になっていて、慢性的な問題を抱えている状態とも言えるでしょう。
なぜ建設業界は人手不足の問題を抱えているのか、その理由等についてしっかりと把握しておくことが大切です。

https://www.cityartproject.org/not-fail.html

関連リンク

BRANU株式会社(ブラニュー)は、建設業の業務効率を向上させるクラウド型ワークマネジメントツール「CAREECON」の開発を通じて、建設業界のDXを加速させるサービスを提供しています。
BRANU(ブラニュー) 株式会社の中途採用/求人 | 転職サイトGreen(グリーン)

ブラニューが考える建設業界が人手不足になっている理由

若者が建設業を志望しない若手不足の問題

建設業界が人手不足になっている理由としては、まず第一に若者が建設業を志望しない若手不足の問題が挙げられます。
人手不足であると同時に、若手の不足が大きな問題にもなっています。
新卒からの入植者は以前よりも高まってはいるものの、まだまだ足りないのが現状です。
若者が建設業を志望しなくなっている理由としては、まず第一に3Kだからと言うことが挙げられます。
3Kとはどのようなことなのかと言うと、きつい、汚い、危険の3つをまとめて指す言葉に当たります。
きついは休みが少なかったり肉体労働である、汚いは土や泥、汗にまみれたり雨に濡れる事、危険は危ない道具を使うことや高所からの落下、地下作業などが該当します。
このようなイメージがつきまとっているので、若者からは敬遠されがちな業種とも言えるでしょう。

雇用条件が十分に整っていない

そして雇用条件が十分に整っていないことも1つの問題になっています。
就職先を考えるにあたり、自分がやりたいことであるかはもちろんですが、採用条件には大きなチェックが入ります。
建設業に興味があって、技術者になりたい、大工になりたいと考えていても、給料や休日、勤務時間などの雇用条件を見て、応募を見合わせるケースが多く見られます。
そしてせっかく入職してもやめてしまうことが人手不足の大きな原因にもなっています。
特に高卒からの入植者の離職率が非常に高くなっていると言えるでしょう。
3年以内に離職する確率は45%と、なんと半分に近い数字をたたき出しています。
せっかく無事に採用し、手間ひまかけて育ててきたのにもかかわらず、3年以内に半数近くが退職をしてしまうのです。
この点について食い止めることさえできれば、人手不足も少しは余裕が出てくることでしょう。
なぜ若者の技能職がすぐに離職してしまうのかと言うと、やはり雇用の不安定さが問題に挙げられます。
現在では技能労働者の6割以上が日給制だとされていて、天候や現場があるのかなどにより、給料が大きく左右されてしまいます。
これでは将来のライフプランも立てにくくなってしまうことでしょう。
しかし社会保険の加入については、国が大きく働きかけたこともあり、ここ数年ではかなり改善傾向にあります。
道具代がかさんでしまう声も多く聞かれますが、事務職であれば使用するパソコンは会社が用意することがほとんどでしょう。
しかし技能職となると道具は自分で用意しなければならないので、これが生活費を圧迫してしまうのです。
このような点についても、待遇面が不安と感じる原因にもなります。

遠方の作業場が多い

そして遠方の作業場が多いことも若者の離職につながります。
技能職が働く場所は現場であり、大きな現場であれば長期間1つの現場で良いのですが、一般住宅等といった小さな現場であれば、短期間で様々な現場に通わなければなりません。
近いところであれば良いかもしれませんが、反対にかなり遠くなることもあるのです。
ただ現場が遠いと言うだけであれば問題は無いかもしれませんが、これにより拘束時間も長くなってしまうのです。
現場が遠くても作業スタート時間は変わらないのが実情です。
そのため朝早く、夜遅くなる事に不満が募り、ここに体力的なきつさが加わってしまいます。
そして休みが取りにくいことも建設業界においてはよくあることといえます。
工期の長さがコストに直結することから、どうしても厳しいスケジュールになってしまいます。
顧客からの要望によって、場合によっては短期集中工事になってしまうこともあるでしょう。
悩ましいテーマにあたるため、この点についても政府からの後押しが必要です。

労働に対して賃金が低い

そして1番大きな問題としては、労働に対して賃金が低いことが挙げられます。
仕事の量と収入が見合わない、工具や消耗品の金額が負担に感じると言う声が多く聞かれます。
建設業界においては長時間労働が既に固定化されていて、給料が悪くないように見えたとしても、割に合わないと言われやすくなっています。
しかし腕の良い職人は高給を取れるのも事実です。
見習い期間がある事は承知の上で、スキルアップに集中する意識も1つの手段です。
さらには作業に危険が伴うことも離職につながっています。
このような仕事を行うからには危険がある事は承知していたのではないかと考える企業も多いことでしょう。
しかし機械で怪我をする、通訳により怪我をするなどの話は、現在でもよく聞かれるものであるため、やはり危険な仕事であることには変わりありません。

まとめ

毎日の仕事は命の危険と隣り合わせと言う事は、かなり神経をすり減らすものです。
これが心身に負担になってしまうことにもなるでしょう。
建設業界にはこのような離職理由が数多くあることから、これらの対策が急がれます。

最終更新日 2025年4月25日


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ: