近年のトイレの進化は目をみはるものがあります。
トイレのリフォームを希望される方の多くが、最近の快適なトイレの設置を希望しており、リフォームのプランもさまざまなものが提案されるようになってきました。
最も人気を集めているトイレの方式は「タンクレス」のタイプです。
従来のタンク付きのモデルよりも見た目がスタイリッシュであり、使用する時に流す水の量も大幅に節約することができたり、抗菌性や防汚性の高い素材を採用することで清掃の手間を省くことができたりと、高機能化しているトイレの中でも最先端をいくモデルです。
本体価格の高さや手洗い場を別に設けることが必要など、リフォームに必要なコストはやや割高となりますが、それだけに満足感の高い空間を実現することができます。
また従来のタンクつきモデルも進化を続けており、節水機能はタンクレスタイプに迫る性能を持ったモデルが開発されています。
本体価格もリーズナブルであり設置場所も融通がきくなど、タンクレスタイプに勝る点もありますので十分に検討の余地があるといえるでしょう。
またトイレ本体だけでなく、空間を全体的にリフォームするという方法が主流となっています。
小さな空間であるためにそのご家庭の個性を表しやすい場所であるとも言えますので、壁紙を思い切って色味の強いものや装飾性に富んだものとするとか、機能的でモダンな雰囲気を出すなど、リフォームによって今までの印象を思い切って変えることを希望される方も多いものです。
冬の寒さが問題となる場合には暖房付きのモデルもありますので、トイレ空間が家の中で最も快適な場所となったとリフォーム後に喜ぶ方も多いものです。
リフォーム業者にはご自身の希望をしっかりと伝え、どのような空間としたいのかをしっかりイメージしておくと良いでしょう。
優秀なリフォーム業者は多く存在しますので、インターネットで検索し、評判の良い所へ依頼することがおすすめです。
■トイレのリフォームの注意点は
住宅は新築して十数年も経過すると、建物の痛みや家族構成の変化そして生活の変化などでリフォームは必要になります。
その中でトイレのリフォームをする場合にどの様な事に注意すべきかを考えてみましょう。
最近のトイレは暖房便座や洗浄器付き便座は当然設置するようになってきましたので、これらの器具は最優先してリフォームの対称にしましょう。
それと同時にバリアフリー対策にも力を入れるべきでしょう。
必要な場所への手摺は当然の事、出入り口やトイレの広さについても考えなくてはなりません。
高齢化が進み万が一車椅子使用となっても不自由の無い様に考えるべきでしょう。
まず出入り口は少し広めのハンガードアとする事で、開口部を広く取り敷居などを無くす事で、車椅子だけで無く通常の出入りがしやすくなります。
また間取り的に問題がない様なら、介助者と二人で入れるぐらいの広いスペースを取るようにしましょう。
車椅子の場合は介助者とはいる事で、事故防止や安心感を与える事になります。
冬場の寒冷対策として足元に暖房機を設置する方法や、暖房機が無理な場合は電気ストーブぐらい置けるようなスペースとコンセントを設けると良いでしょう。
内装材にしても汚れ防止ゃ脱臭効果のあるクロスを使用するのも良いでしょう。
床は滑りにくく拭き掃除の出来る材料を使用して掃除のしやすさも考えておきましょう。
最近は建築材料メーカーなどで、掃除のしやすいトイレ専用の床材や壁材を販売しているのでこれらを使用しても良いでしょう。
窓の取れる場合は必ず窓を取り、換気扇も壁なり天井なりに必ず設置するようにしましょう。
窓や換気扇は使用し始めると必ず必要になってくるものです。
すでに高齢者や体の不自由な人のいる場合は、機器類や手摺等は実際に使用状態を試してみて、最適と思われる場所に設置するようにしましょう。
設備機器や手摺等の設置は下地材を強固に取り付けして、大きな力がかかっても外れたり事故の無い様に設置しましょう。
最終更新日 2025年4月25日