「再生可能エネルギーに興味がある」
「洋上風力発電のメリットについて知りたい」
「Influxの星野敦社長について知りたい」
日本では様々な発電方法によってエネルギーが生み出されていますが、今注目を集めている手法の1つに洋上風力発電があります。
いくつか存在している発電方法の中から、なぜこれが必要とされているのか知らない人もいるかもしれません。
火力発電などの他のやり方を続ければ良いと思う人もいるかもしれないですが、日本がこちらの発電方法を増やしていくべき理由はいくつかあることを知っておくべきです。
日本はエネルギー自給率がかなり低い
知らない人は多いですが、日本はエネルギー自給率がかなり低いです。
先進国の中にはエネルギー自給率が高い国も多いのですが、日本は世界で34位、11.8%ほどの記録となっています。
自給率が低いということは、エネルギー資源を他の国から供給してもらっていることであり、自国では資源を確保することが出来ていません。
海外からの輸入でどうにかなるのであれば問題ないと思うかもしれないですが、これは非常に危険な考え方です。
確かに、頼ることが出来る状態であれば問題がありませんが、エネルギー資源を現在輸出してくれている国との関係が悪くなってしまった時には一気に供給がストップする可能性があります。
日本と海外の関係が悪くなった場合の話だけではありません。
他の国同士でも問題が起こっている時には輸出入が制限されてしまうことがありますし、輸入することが出来たとしても従来よりもかなり高い金額で仕入れなければならない可能性が高いです。
そうなると、各家庭で支払わなければならない電気代などが跳ね上がってしまい、家計に大きなダメージを受けることとなります。
洋上風力発電は石油や石炭といった資源に頼らない発電方法です。
海に設置された装置があれば風を集めることによってエネルギーを生み出すことが出来ます。
日本は石油や石炭などを多く採掘することが出来ませんが、こちらの方法であればこうした資源を確保することが出来なくてもエネルギーをつくり出せると知っておきましょう。
洋上風力発電の場合は設置場所の問題を解決できる
再生可能エネルギーを使用する方法は他にも複数あるため、わざわざ洋上風力発電を選ぶ必要はないと思うかもしれないです。
けれども、これを推進すべき理由はきちんと存在しています。
まず、太陽光発電や陸地に設置するタイプの風力発電では十分な装置を設置することが出来ません。
日本は国土面積が狭いことを理解している人が多いはずですが、国土面積が狭いと大規模な発電所を設けることが不可能です。
石炭や石油を使用する必要がないという利点は同じですが、設置する場所がなければどうすることも出来ません。
洋上風力発電の場合は設置場所の問題を解決することが出来ます。
日本は世界の中でも広い領海を持っている国です。
陸地の周りには広い領海が広がっているため、これを活用すれば十分な設置場所を確保することが出来ます。
更に、陸地と違って近くで暮らす人へ影響を与えにくい、景観を損ねにくいといったメリットまで期待することが出来るでしょう。
別の再生可能エネルギーによる発電と比べると発電効率が高い
別の再生可能エネルギーによる発電と比べると発電効率が高いという理由もあげられます。
地熱発電やバイオマス発電などはあまり効率が良くないため、十分なエネルギーを確保することは大変です。
風力発電は比較的高効率の発電方法だとされている上に、洋上に設置することで効果を高めることが出来ます。
陸地と海の上を比較すると分かるはずですが、後者のほうが風を集めやすい環境です。
海の上に羽根がついた装置を設置するこちらの方法であれば、従来の陸地に設置するタイプや他の発電方法よりも効率的にエネルギーをつくり出すことが出来ます。
時間帯や天気に関係なく発電出来る
時間帯や天気に関係なく発電出来ることも大きな魅力です。
太陽光発電も効率的な発電方法だとされていますが、それはあくまでも日中の太陽が出ている時間帯の話だと言えます。
日光が必要となる太陽光発電は明るい時間帯しか発電を行うことが出来ず、夜や悪天候の日には発電することが出来ません。
風力発電は風があれば発電することが出来ますし、風が少ない日でも装置に備わった風を集めるためのシステムを使用することで全く発電出来ないという問題は起こりにくいと言えます。
何時でもどのような天気でも発電することが出来るところは、かなり大きな強みだと言えるでしょう。
まとめ
このように数多くの理由から洋上風力発電の必要性を説明することが出来ます。
色々な発電方法がある中で、安定的な発電や供給を実現しやすい方法がこれだったと言えるでしょう。
既に実用化に向けた本格的な取り組みはスタートされており、いくつかの地点では実証実験も行われています。
実証実験を行いつつ改良が加えられており、現在は低コストでより安定的な発電を実現するための取り組み、海洋生物や鳥への影響なく発電を行う方法などの研究が行われている段階です。
今後も技術者などによって研究開発が進められていき、近い将来には日本でも洋上風力発電が機能し始める可能性が高いことを理解しておきましょう。
最終更新日 2025年4月25日